前回(4月第3週)の週間経済指標予想でも取り上げた「今後の米ドル/円」ですが、相変わらず下落路線をたどっているようです。

上のグラフはUSD/JPY(米ドル/円)の週足チャートです。ローソク足1つが1週間分の値動きを表しています。
先週だけでも2円以上の変動幅になっており、下落トレンドは弱まる気配がありません。4月7日の米国によるシリア攻撃後の1週間でもあり、上がる要素の方が少ないとみてもおかしくありません。もともとトランプ大統領は「米ドルは高すぎる」と発言していたこともあり、米ドルが上昇するシナリオを描くこと自体が難しい状況ともいえます。このペースでドル円が推移すれば、2~3か月後には100円を下回る可能性も十分あります。
今週のアメリカにおける大きな経済指標としては「新規失業保険申請件数」「中古住宅販売件数」がありますが、仮にどちらも景気の良い内容だったとしても、長期的には下落が避けられないのではないでしょうか。一時的な上昇はあるかもしれませんが、トランプ政権に対する不透明さ・不安がぬぐえない限り、米ドルが安定するのは難しいと思います。
●今回の予想
4月のUSD/JPYはLOW有利!?
評価振り分けデータグラフ
評価した人(0人)