
4月29日に就任100日を迎えたトランプ政権。2017会計年度(2016年10月~2017年9月)暫定予算の期限が到来したものの、1週間だけのつなぎ予算を可決し、ひとまず政府閉鎖を回避しました。つなぎ予算の期限は5月5日まででしたが、5月1日午前(日本時間)、今年9月までの予算案をまとめることで暫定的に超党派での合意成立。ただし民主党の優先事項に沿った内容で、トランプ大統領の公約はほとんど盛り込まれていない形です。
5月5日(金)21:30(日本時間)には米雇用統計の発表がありますが、それまで市場は変動の少ない様子見状態となりそうです。日本がゴールデンウィークの祝日につき東京市場が動いていないため、とくにUSD/JPY(米ドル/円)の取引量の低下要因となる可能性があります。(変動が少なくなる)
前回の非農業部門雇用者数が伸び悩んだこともあり、6月に期待される追加利上げに多少の不安感が持たれています。5月の雇用統計で雇用者数が20万人近くまで延びていれば、利上げ期待の後押しとなり、ドル高の要因ともなります。
冒頭で触れたとおり、トランプ氏の公約、とくに注目の「メキシコ国境の壁」予算が盛り込まれておらず、政権への期待感は一層薄まってしまったといっても過言ではありません。USD相場・米雇用統計を狙って取引をしたい方は、米政府の動向は常にチェックしておきましょう。
相場変動時は高ペイアウトの狙い目!
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