
2017年7月に再びギリシャ危機再来という噂が飛び交っています。そもそもギリシャ危機とは何で為替にどんな影響を与えるのか含めて考えてみましょう。
ギリシャ危機とは何か?
最初にギリシャ危機が問題となったのは2009年です。10月の政権交代の際に財政赤字が公表数字よりも膨らむ事が発覚し、問題が浮き彫りになりました。財政赤字をごまかしてした理由としてはEUに加盟するためです。
当初ギリシャの赤字は、GDPの4%程度と発表されていましたが実際は13%ほど赤字があった事でそれが積み重なり、ギリシャ危機へと陥りました。
その影響でギリシャへの信頼がなくなり、ギリシャ国債の格付けを引き下げをしなければいけない自体に。ただギリシャはEU加盟国なので、EUと国際通貨基金(IMF)の融資支援を受ける事が出来たためなんとか危機を乗り切ってきました。
再び2017年にギリシャ危機が心配される理由
ではどうして2017年7月に再びギリシャ危機再来と言われているかというと、7月にギリシャ国債の最初の返済が来るからです。
そして予定では7月17日~20日の間にギリシャ国債の最初の返済期限が来るのですが、最近になってEUと国際通貨基金(IMF)の融資支援が上手くいっていない状態なのです。
- ●融資支援が上手くいっていない理由とそれぞれの言い分
- IMF:ギリシャには緊縮財政対策、EUには債務削減を要請
- EU:債務削減は受け入れられない、ただIMFの協力には賛成である
- ギリシャ:難民問題で緊縮財政対策は無理
このような意見の対立で融資支援が上手くいかず、2017年7月に再びギリシャ危機再来と心配されているわけです。
なんだかの対策をとり、ギリシャ国債の最初の返済を乗り切ると思うので、急激にユーロが売られるような事はないと思いますが、もしもの事もありあえるので、動向に注目です。
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