投稿日 : 2017年3月16日

EU離脱のかかったオランダ総選挙の結果は…?

3月15日(日本時間16日)にオランダで総選挙が行われました。マルク・ルッテ首相の自由民主国民党(VVD/Volkspartij voor Vrijheid en Democratie)が33議席を獲得、反イスラム・反EUを掲げるヘルト・ウィルダース氏の自由党(PVV/Partij voor de Vrijheid)は20議席にとどまり、ルッテ首相続投決定という結果に終わりました。

「オランダのトランプ」ともいわれ、EU離脱の国民投票を呼び掛けたウィルダース党首の敗北により、実質的にオランダはEU離脱を回避したともいえます。

他国へ微妙な影響も…?

4月23日(日)と5月7日(日)に大統領選挙が行われるフランスでは、反移民・反EUを掲げる極右政党「国民戦線」が有力視されています。もしオランダで同じ反EUを掲げた自由党が勝利していれば、フランスの国民戦線をさらに勢いづけることになったでしょう。その場合、EUに対する不信感が大いに高まり、ユーロの大暴落を引き起こしていたかもしれません。

総選挙がユーロ相場に与えた影響は?

オランダ総選挙を受けてのEUR/USD

実際に投票時間の相場変動を見てみましょう。上の画像はEUR/USDのレートです。(15分足)
赤の縦線で囲んである期間が総選挙の投票時間で、オランダ時刻の19:30~21:00のレートを表しています。
選挙の直前から急激なユーロ高になっています。一度上昇がおさまった後、出口調査の結果をうけてさらにユーロが上がっています。同日行われたFOMCの結果も合わせての上昇といえます。

このように、経済指標は為替相場に大きな影響を与えます。指標時は急激な変動があり取引がしづらいといわれることも多いですが、ニュースなどで幅広く情報を仕入れ、適格な市場分析ができれば、大きな勝ちを狙うことも可能です!

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