
4月23日に第1回投票があるフランス大統領選挙。その結果によっては、イギリスに続いてEU離脱になるのでは?と注目されています。本記事では、フランス大統領選の簡単なまとめと経済指標としての側面についてご紹介します。
フランス大統領選のしくみ
フランス大統領選挙は5年に一度行われており、第1回投票と第2回(決選)投票に分けられています。第1回でいずれかの候補者が過半数を得た場合は当選となりますが、前例はなく、第2回まで行われるのが常となっています。第1回の上位2候補が決選投票へ上がります。
決選投票では、第1回で3位以下の候補者へ投票していた有権者がどちらに投票するかがポイントとなり、第1回での人気を逆転する可能性があります。
候補者について
決選投票が予想されるのは極右・国民戦線のマリーヌ・ルペン氏、中道・無所属で高校教師のエマニュエル・マクロン氏の二人です。
ルペン氏は支持率24%、「フランスの自由」としてEUとの関係見直しを掲げています。国の主権を取り戻すようEUと交渉し、EU残留・離脱を問う国民投票を行うとしています。
一方、史上最年少の仏大統領となる可能性があるマクロン氏は、EU維持を望んでいます。
他の候補者としては、サルコジ前大統領時代に首相を務め、「大統領に最も近い男」といわれたフランソワ・フィヨン氏。親露家として知られ、彼が当選すればロシアと対立してきたフランスの外交に変化が起こるだろうといわれています。しかし公金横領の疑いなどもあり、支持率18%と低迷。
EUに懐疑的なジャンリュック・メランション氏は「不服従のフランス」を掲げアメリカ・カナダとの自由貿易協定に反対。中道派のブノワ・アモン氏は学生や低賃金労働者に対する所得補償や、メランション氏と同じく自由貿易協定に反対、積極的な財政支出を掲げています。
EU離脱はある?そうなった場合の為替変動は?
ルペン氏が当選した場合、フランスがEU離脱するのではないかと見られています。ただし、フランスの世論調査では約7割の国民がEU離脱に反対しており、国民投票でEU離脱となる可能性は低いかもしれません。
しかしながら、ルペン氏が当選するということはEU懐疑派が多いという意味でもあり、世論調査結果がひっくり返る可能性は十分あります。
もしルペン氏が当選した場合、またEU離脱が決定した場合、EUはドイツと並んで支柱となっていたフランスを失うことになります。イギリスのEU離脱時より大きな衝撃が起こると言われています。そうなればEUの存在にも疑問を持たれることになり、EUの通貨であるEURO(ユーロ)の価値は大暴落が避けられないでしょう。
評価振り分けデータグラフ
評価した人(0人)