
欧州連合(EU)への支持率、およびユーロの役割が低下傾向にあります。英国のEU離脱問題などもあり、ユーロの変動に大きな影響を与えています。
- ●EU支持率低下
- 世界中の問題や傾向を調査するピュー研究所(Pew Research Center)が7日に発行した調査によると、EUの主要10か国において支持率が過去1年間で急低下しているとわかりました。
- ・[国名]:[昨年からの支持率変動]、[現在の支持率]
- ・フランス:17ポイント低下、38%
- ・スペイン:16ポイント低下、47%
- ・ドイツ:8ポイント低下、50%
- ・英国:7ポイント低下、44%
- ・最も高い支持率はポーランドの72%で、次点はハンガリーの61%
- EUの難民対応に不満の声が多く、支持率低下の主因となっているようです。
- ●国際金融システムでユーロの役割低下
- 欧州中央銀行(ECB)の指摘によると、昨年の国際金融システムでユーロの役割が低下しています。超低金利やマイナス利回りに圧迫され、ユーロの役割は年々低下する傾向にあります。
- 去年の外貨準備に占めるユーロの比率は0.6%低下し19.9%となり、6年連続で低下する結果に。2000年以来の低水準になりました。
- 最も使われている通貨である米ドルもゆるやかに低下しており、ECBは国際金融システムでの多極化が進んでいると分析しています。
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