
5月26日に三重県志摩市の賢島(かしこじま)で開幕した主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)は、27日に「G7伊勢志摩首脳宣言」を発表しました。
- ●世界経済
 - ・回復は続いているが、成長は緩やかでばらつきがある。
 - ・世界経済の見通しに対する下方リスクが高まってきている。
 - ・貿易パフォーマンスは期待外れの状況。
 - ・弱い需要、構造的問題が成長に負荷を与える。
 - ・現在の経済状況に対応するため、対応を強化。
 
- ●伊勢志摩経済イニシアティブ
 - ・世界経済、移民・難民、貿易、保険などの12項目がある。
 - ・長期の世界的成長の基盤を整え、経済的諸課題に共同で対処する。
 - ・移民、難民の移動を地球規模の課題と認識。
 - ・環太平洋連携協定(TPP)などを通じ、貿易の自由化努力を奨励。
 - ・鉄鋼の世界的な過剰生産能力を構造的課題とする。
 
- ●3本の矢
 - ・金融、財政、構造政策の重要な役割を再確認。
 - ・G7各国が状況に応じて世界経済を支えていく。
 
- ●為替
 - ・為替レートを財政や金融政策の目標にしない。
 - ・過度の変動や無秩序な動きは経済金融に悪影響だと再確認。
 
- ●租税
 - ・法人および法的取極(とりきめ)の実質的所有者の透明性を改善し、脱税やテロリストへの資金供与、資金洗浄を防止する。
 
- ●その他
 - ・女性のエンパワーメント、ジェンダー間の平等を強調。
 - ・サイバー空間の悪意ある利用への対策。
 - ・テロ攻撃増加に深刻な懸念。
 - ・東シナ海、南シナ海の状況を懸念。紛争の平和的解決の重要性を強調。
 - ・北朝鮮の核実験や弾道ミサイル発射に対し、最も強い表現で非難する。
 - ・ロシアの違法なクリミア併合を改めて非難。
 
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