いよいよ来週末の1月20日(金)に迎えるドナルド・トランプ氏の大統領就任式。第45代目にして米国史上最高齢(70才)での就任となる予定ですが、果たしてこの就任が為替相場にどんな影響を与えるのでしょうか?

こちらは年末年始におけるUSD/JPY相場です。(4時間足なので、ローソク足ひとつで4時間分の変動)
赤の縦ラインを引いているところが2017年開始時の相場です。1月3日まではドル高で118円を上回る勢いをみせていますが、1月11日現在は115円後半を維持する動きが続いています。
不動産王の名をもち実業家としての手腕は周知となっているものの、政治家としての力は未知数のトランプ氏。具体的な経済政策・外交政策も実際の就任を待つ必要があり、先行きの不透明さだけがある状態です。就任まで約1週間という現状においてドル高・ドル安ともいえないレンジ相場が続いているのも、そういった市場心理を反映しているように思われます。
大統領就任後の相場変動は?
現状からの相場予想は非常に難しいですが、レンジ相場が続いているのでどちらに転んでもおかしくない状態です。これは逆にいうと「何か」があればそちらに大きく動く可能性をもっています。現時点で最も有力な「何か」といえば、もちろんトランプ氏の大統領就任でしょう。
今後の政策によって相場はさまざまに変化していきますが、現在の少ない変動を見る限りいわゆるご祝儀相場のような現象が起きるのではないかと思われます。つまり、大統領の就任を祝うように、米ドル相場が上昇するという具合です。ただしその変動は長続きするものではなく、せいぜい数日間のドル高になると思います。
トランプ氏就任直後は全面ドル高!?
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