
イエレンFRB(連邦準備制度理事会)議長をはじめ金融当局者は、数か月以内の追加利上げの可能性を示唆し、「年内2回」の利上げ姿勢をみせていました。しかし今月15日のFOMC(連邦公開市場委員会)による予測では、今後の金利引き上げの見通しは下方修正されました。
- ●利上げ見通しの低下
- ・「年1回」だけの利上げを見込む当局者は17名中6名。(3月FOMCから5名増加)
- ・2017、18年の利上げは3回ずつの見通し。(3月FOMCから1回ずつ減少)
- ●いつでも利上げを実行する可能性
- 今後の利上げは可能性が低いように見えますが、イエレンFRB議長の発言によると、FOMCのたびに利上げをする可能性を示しています。
- ・数か月中に公表されるデータが利上げを正当化する内容であれば、ためらわずに(利上げを)行動する。
- ・毎回の会合で行動を起こす可能性がある。利上げを行う可能性がない会合はない。
- ・時期を特定することはできない。
- ・英国のEU離脱問題は不透明な要素のひとつで、今後の政策において考慮する要因。
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